飛び魚、トビウオ 浜田漁港水揚げ魚図鑑

トビウオ、別名 アゴ、ホントビ (Cypselurus agoo agoo)

トビウオ

ダツ目トビウオ科ハマトビウオ属
大きく発達した胸びれが特徴で、このひれで空中を飛ぶように滑空することから、飛び魚の名前がついています。 英語では(flyingfish)フランス語(exocet)中国語(燕魚)等、名前の由来は世界共通のようです。 島根県では「アゴ」と呼ばれ、県の魚に指定されています。 「アゴ」の呼び名の由来は顎が落ちるくらい美味しいことから。
全長35cm程に成長し、表層を遊泳し主にプランクトンを食べています。
資源量も多く安定していることからマグロ等の大型魚の餌となっており、食物連鎖の上でも重要な存在となっています。
空を飛ぶ理由は、シイラやヒラマサ等の大型の魚から逃れるためと言われており、一飛びで約8秒間、最大で300メートル程 飛行することが出来ます。

青背の魚ですが、運動量が激しいため脂質は極めて少なく、平均で1%以下と白身魚と比べても低脂肪です。 空を飛ぶために、内臓は小さく鮮度が落ちにくいと言われます。

トビウオ種は全世界で50種程あり、そのうち日本近海には20種程が棲んでいるといわれています。そのうち春に採れる ハマトビウオ等を「春トビ」、 夏に採れるトビウオ(ホントビ)、ツクシトビウオ、アカトビ、アヤトビウオ等を「夏トビ」と呼んでいます。

調理と利用法

脂肪分が少ないため、雑味の無い良質な出汁をとることが出来ます。島根県では「アゴだし」と呼び、出汁をとる為 に煮干に加工したり、煮干を破砕したりして利用しています。
新鮮な物は刺身で、開き干しや、塩焼きなど。加熱後、冷めると硬くなりやすいので食べる際は熱いうちに。
トビウオの身をすりおろして、竹輪に加工したものを「アゴ野焼き」と呼び、島根県の名産品となっています。 また、卵を加工したものが「トビッコ」で、開店すしのネタとして利用されています。

 
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