干物のお取り寄せ

いさき、別名　えさき、うずむし、いっさき　（Parapristipoma trilineatum）

スズキ目イサキ科イサキ属
夏が旬の魚と言えば、トビウオ、スズキ等脂肪分が少ない魚が多い中、このイサキは夏が旬の魚にしては珍しく 脂肪分を多く含みます。
名前の「イサキ」は磯（イソ）魚（キ）に由来するといわれ、漢字の「伊佐木」は呼び名に漢字を当てたのもと考えられています。 「鶏魚」は背びれの棘が、鶏の鶏冠に似ていることから、中国名の「三線鶏魚」や「鶏鱸」も同じ発想からと思われます。 若魚の時は体側面に3本の縦縞模様があり猪の子供に似ていることから「うりんぼう」と呼ばれますが成長と共に消えてなくなります。 骨は非常に硬く、かつて和歌山の鍛冶屋が喉に骨を引っ掛けてしまい、苦しんだ末に亡くなったことから「鍛冶屋ごろし」と呼ばれることもあります。

調理と利用法

桃色がかった白身は脂が乗って美味しく、夏場の貴重な白身として刺身やすし種等に利用されます。 煮付けや、塩焼きにも利用されますが、暑い季節には、洗いや糸造り、水なます等涼しさを演出する料理が喜ばれます。